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書いて頂いちゃいました!

この度、ノロマな亀のつぶやき マリモ様にリクエストしてお話を書いて頂いてしまいました。私の方でこういう話!っと決められなかったものでいくつかのキーワードでお願いして書いていただいたのですが、なんと3つも!!どれも素敵なお話ばかりで感動してます。その内の一つを頂きましたのでこちらでもUPしました。このお話はキョーコちゃんの夢の中の出来事なのですが、私的にツボに嵌った言葉がありましてとても楽しめる内容です。尚がイタイ目に遭ってます。他の2作品も、本当にそんな話をしていそうと思わせるリアルなラブミー部の会話に、蓮キョで夏祭りのお話はしっとりと後味すっきりな甘さがありまして読み応えバッチリですので、まだ読まれてない方がいらっしゃいましたらぜひお勧めです。右側のリンクから足をお運び下さいね。
マリモ様、今回は言葉のかけらからこんなに素敵なお話を作って下さって有難うございました。



見たい夢を見る方法?





自室で布団を敷き終わり後は寝るだけになったキョーコは、鞄の中から何かスプレーみたいなものを取り出して枕に吹き付けた。

それはマリアに貰ったモノで、彼女曰く“見たい夢を見られるようにする薬”らしい。

早速それを実現するためにキョーコは両手を合わせて枕に向かって拝んだ。



「御伽噺の主人公になる夢が見れますように。」



しっかりと祈り横になると夢の世界へと旅立っていったのだった。




気付くとキョーコは海中を泳ぎ回っていた。

足の方を見ると尾ひれがあるから、どうやら自分は人魚になっているらしい。



「人魚ということは人魚姫かあ・・・私この物語あまり好きじゃないんだけど、なったものは仕方ないわね。

次はどの物語がいいか言うようにしなくちゃ。」



そんなことを言いながら話を進めるべく海上に向かうと、丁度いいタイミングで王子と思われる人が海に投げ出されている。

こんな嵐の時に船を出すなんて無謀だと呆れながら助けに行くと。

それは煌びやかな衣装に身を包んだ尚だった。

思わず出しかけた手を引っ込めたら、尚は必死の形相でしがみついてきた。

驚いて放せと尾ひれで殴っても、溺れる彼はしがみついた手を緩めることはなく。

諦めた彼女は嫌々彼を浅瀬へと運んでいったのだった。



ようやく運び終えると、尚は上半身を起こしたままの姿で横柄なことを口にする。



「ご苦労だったな。礼としてお前を俺の家来にしてやるから、ありがたく思え。」



この言葉にキョーコはブチ切れた。



「はあっ?!何馬鹿なことをぬかしてるのよ!!

アンタ寝惚けてるみたいだから、私が起こしてあげるわっ!!!」



素晴らしい声量で叫んで地に手をつき尾ひれを浮かせた彼女は、器用にも尾ひれの先で高速の往復ビンタを彼に食らわす。

そうして見事にノックアウトしてから鼻息荒く言う。



「まったく、冗談じゃないわ。こんな王子に誰が恋するっていうのよ。」



馬鹿らしいと呟きながら海に戻ろうとした彼女だが、それは叶うことはなかった。

突然自分に飛んできた網によって。

何だこれとパニックになってもがいていたら、うっとりと聞き惚れそうな美声が聞こえてくる。



「こうでもしないと君は海に帰ってしまうだろう?

それじゃあもう二度と会えなくなってしまうから、少し手荒なことをさせてもらったよ。」



ごめんねと似非笑顔を浮かべている漁師風の男を見てキョーコは震え上がった。

(いやぁぁぁ~っ!今度は敦賀さん?!何で夢でまで怯えなきゃいけないの~?!)

蓮はそんな彼女を網が絡まったまま抱き上げゆっくりと歩き始める。

どこへ行くのか疑問に思って訊ねると、彼は嬉しそうに微笑んで答えた。



「家に帰るんだよ。こんな所じゃゆっくり出来ないし。

俺の家で寛いでくれていいから・・・というか、ずっといてくれていいからね。

一生傍にいてくれたら、その方が俺も嬉しいし・・・。」



「いえ、謹んで辞退させていただきますっ!

そもそも、人魚姫はこんな話じゃありませんから~~~っっ!!」



それを言うなら最初から展開がおかしいことに気付いていないキョーコは、抵抗虚しく蓮に持ち帰られ彼女にとっては口で言うのも憚られるような目に遭ったのだった・・・。




ようやく目が覚めたキョーコは、飛び起きぜーはーと呼吸を整えてからぐったりと突っ伏した。

そして起き上がると枕元に置いたままにしていたスプレーを手に取り、押入れの奥深くに仕舞い込んだ。



「夢は結局自分の思い通りにはならないということね・・・。」



納得したかのようにそう囁いてから、彼女は再び眠りについた。

今度こそは平和な夢が見られますようにと思いながら。





おわり




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