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素敵すぎる頂き物。

先日、ノロマな亀のつぶやき マリモ様にブログを開設して来月で半年になるとお話したところ、お祝いに素敵なお話を頂いちゃいました\(^o^)/暫く一人で楽しんで?ましたが、お披露目します。「胡蝶の夢」というお話です。キョーコちゃんの心の本音部分がポロリと出て切ないです。でも今後の2人のやり取りを想像すると微笑ましいような感じで心暖まります。ぜひ読んでみて下さい。ご感想はマリモ様にお願いします。マリモ様有難うございました!!

胡蝶の夢

夢を見た。 あの人の隣に見知らぬ女性が寄り添っている夢を・・・。

蕩けそうな笑顔を浮かべ、瞳にはその女性だけを移し・・・。

私の方を見向きもせずに、連れ立って歩き去って行くその後姿を・・・。

気付いたら、手を伸ばして必死に追いかけていた・・・。


「ちょっと・・・アンタひどい顔してるけど、大丈夫なの?!」


奏江が驚くのも無理はない。

キョーコの目元には、メイクでも隠し切れずにクマがはっきりと見えているのだから。

その様子だけでも、ここ数日よく眠れていないことが窺える。


「・・・最近夢見が悪くて、少し睡眠不足なだけだから・・・。」


そう言って笑顔を見せてはいるが、普段の元気は無い。

奏江は少しイラついたような表情になった。

「そんな状態じゃ美容にも悪いじゃない! 今日のラブミー部の仕事は私一人でやるから、アンタは医務室で寝てきなさい!!」

大丈夫だからと仕事をしようとしたキョーコだったが、結局は奏江に追い出され医務室に向かう。

着いてからベッドに入るが、目を閉じることなく天井をじっと見つめる。


(何やってるんだろう、私。あんな・・・敦賀さんが想い人と幸せになる夢を見たくらいで・・・眠れなくなるなんて・・・。

あの人の恋が実ったのなら、後輩としては喜ばしいことのはずなのに・・・。

胸が締め付けられるように苦しくて堪らない・・・。

こんな思いになるなんて・・・こんな・・・馬鹿げた思いを持ってはダメなのに・・・。)




ぐるぐると考え込んでいたのだが、体の方はやはり正直なもので。

瞼が重くなり引力に逆らえず目を閉じると、すぐに規則正しい寝息を立て始めた。




気が付くとキョーコはどこかのビルの廊下にいた。

前方に見覚えのある姿を見つけ駆け寄ろうとするが、途中で止まってしまう。

よく見ると・・・その人は一人ではなく女性と楽しそうに話していたから。

慈しむような笑顔を向けて。

その光景に目を見開き立ち竦んでしまった彼女に気付くこともなく。

彼は去っていく・・・女性とともに。

その姿に思わず縋るように手を伸ばし叫んでいた。


「置いて行かないで・・・、私を一人にしないで!!」


ベッドから飛び起きたキョーコは、ドキドキする心臓を鎮めるために目を閉じ大きく深呼吸をした。

数回繰り返すとようやく落ち着いてくる。

そのまま力が抜けたようにがっくりと項垂れていると、心配そうに声をかけられた。


「うなされてたようだけど、大丈夫?最上さん。」


そちらを向くとイスに座ってじっと見ている蓮と目が合った。

その瞬間、夢の中の去っていく後姿がフラッシュバックして目の前の蓮に重なる。


「どこにも・・・行かないでください・・・。私を一人にしないで・・・。」


気付けば、言葉が口から零れ落ちていた。

決壊したかのように溢れる涙とともに。

その様子に驚いた表情をした彼は、彼女をそっと抱き寄せて優しく囁いた。


「行かないよ・・・俺は君の傍にいるから。 決して君を一人になんかしない・・・だから安心して眠っていいよ・・・。」


言われた言葉に安心したのかキョーコはまた眠り始めたが、今度はうなされることはないようだった。

彼は抱きしめていた彼女をベッドに横たえ、その髪を撫でながら小さな声で呟く。


「君が嫌がったとしても離れることは出来ないから・・・覚悟しておいて?」


この日を堺にまた眠れるようになったキョーコではあったが。

無意識に蓮に甘えてしまった恥ずかしさと、本人にとっては認めたくない胸の動悸の激しさから彼を避けまくり・・・。

大魔王を召喚してしまうのであった。



二人の関係が今の先輩後輩から甘いものに変わるには、まだまだたっぷりの時間が必要なようである・・・。




おわり
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