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初めての頂きもの!!

なんと!ノロマな亀のつぶやき マリモ様に素敵なお話を頂いてしまいました。もう、嬉しくって舞い上がってます。とってもキュンっとくる素敵なお話ですのでお勧めです。ご感想はマリモ様の方へお願いします。
涙の止め方





「ねえ最上さん。

そろそろ演技は止めて素に戻ってくれないか?」



突然の蓮の言葉にキョーコはきょとんとして首を傾げている。

現在二人がいるのは蓮のマンションで、少し遅めの夕食を終えたばかりだ。

食後のコーヒーでも入れようと立ち上がった時に言われたのが今の言葉であった。



「演技って何のことですか?

私は普通ですから、素とか言われても・・・。」



笑って受け流すキョーコだが、彼は言葉を続ける。



「普通に見えるように演技してるだろう・・・。

それを止めてほしいってことだよ。」



「ですから、私は演技なんてしてませんって・・・。」



「俺が演技かどうか見抜けないとでも思ってる?

明らかに今日の君はおかしいからすぐに分かったよ。」



蓮の真剣な表情に何も言えなくなり彼女は口を噤んだ。

その様子に彼はため息をつきながら近寄ると、両頬に手を添えて引っ張った。



「つ、敦賀ひゃん、何するんれすか?!」



見事に伸ばされた頬の手をどうにか外そうとするが、似非紳士笑顔を見て動きが止まる。

固まってしまった彼女に笑みを深めながら彼は言う。



「こうされると痛いだろう?だから・・・泣いてもいいよ。」



その言葉に蓮の行動の真意を知り、キョーコは顔を歪ませた。

その瞳からは次々と涙が溢れ出す。



そう・・・何でも自分の内に溜め込む傾向のある彼女は、無理して明るく振舞っていただけなのだった。

本当は泣きたい気持ちを心に押し込めて。

そのことに気付いていた彼は。

彼女をそっと包み込むように抱きしめた・・・安心して思い切り泣けるように・・・。



それからどのくらい経ったのか・・・。

まだ泣き止まない彼女はどうやら涙が止まらなくなってしまっているらしい。

蓮はそれを止めようと頬に額にと至る所にキスをしていく。

そのことに驚き涙の止まった彼女は、目を見開いたまま彼を見上げていた。

その表情をみた彼は微笑みを浮かべて囁くように言葉を口にする。



「これから先泣きたくなったら俺の所に来てくれないか・・・他の誰でもなく・・・。

俺は・・・君の傍でずっと・・・君を慰めたり出来る・・・そんな権利が欲しい・・・。

君が大切で・・・誰よりも好きだから・・・。」



少し顔を歪ませ切なさを滲ませた笑顔に胸が苦しくなったキョーコは。

おずおずと彼の体に腕を回してそっと寄り添い、赤い顔を隠すようにして微かに頷いた。

彼女から貰えたYESの返事に蓮は幸せそうな笑顔になると。

顔中にキスをしてから最後に唇に、それはそれは長いキスを贈ったのであった。





おわり




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