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モー子さんの決意

ヤッシーの決意の続き的なお話で、モー子さん視点。ヤッシー同様原作にない設定ですので、不愉快にならない方のみどうぞ・・・。

今までの人生で告白された事は幾度となくあったわ。
でも女優という夢があったし、人と深く係わるのが煩わしかったからその場ですっぱり断って来た。
なのに何でこんなに心が揺さぶられるんだろう。言葉が返せない。
社さんに好きだと言われて・・・。
何かむずがゆいような走り出してしまいたいような、良く分からない感情が渦巻く。
俯いて黙ってしまった私に、頭上からためらいがちな声が降って来た。

「─あ…ごめんね琴南さん、突然こんなこと言って。彼氏がいるのに困るよね。でも俺胸の内にしまっておけなくてさ」

……え?彼氏って言った?なにそれ?その台詞にはすぐ反応を返せた。

「社さん、私彼氏なんていませんけど…」
「え!?でも、つい先日街中で仲良さそうに歩いて行くの見たよ?」

ええ!?人違いじゃないのかしら。男女問わず人とつるむのが嫌いなのに……
…嫌いなのに不思議とこの人とたまに過ごすひと時は嫌じゃなかったのよね。
演技に入りこんでしまうと人嫌いも割り切れるんだけど……ん?演技?もしかして・・・

「社さん、その時の私変装してました?」

何でそんな事を聞くのが不思議そうな顔をしたけど

「うん、普段の琴南さんの大人っぽいスタイルじゃなくてウィッグつけて、可愛い系の服装で・・」

やっぱり・・・少し言うの躊躇ったけど

「それ、バイト中だったんです……その時は偶々一緒にいた依頼人の恋人役でしたが、時には娘役だったり…」
「ええ!?バイトで演技してたの!?俺もこの業界にいるから話には聞いたことあったけどやっぱりホントにあるんだ……でも安心した。付き合ってる人いないって事は、俺もまだ可能性あるって事でしょ?」

眼鏡の奥から曇りなく真っすぐ見つめる瞳に、不覚にも動揺してしまう。

「あ…の、嫌じゃないんです。自分の気持ちがよく分らなくて……え、と、また事務所寄られた時、お茶誘ってください!!」

顔も見ずに早口で言って逃げ出してしまった・・・。

「うん、またね!」

少し張った声が私の背中に当たった。顔が赤くなってるのが分るから振り向けなかった。
でも、これから自分におこる変化からは目を背けてはいけない気がした・・・。




終り
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