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呪縛を解くのは・・・(3)

中途半端になりそうで、短めに切ってしまいました。英語で話してる雰囲気って難しいんですね。こんなのでも読んでいただけたら幸いです。

「…後、5分位で着きますよ」

後部座席から身を乗り出すように前方を見据えていたキョーコに社長の秘書(セバスチャン?)は声を掛けた。
幸いなことに迎えに行くべきホテルが、事務所からそれほど遠くない位置にあったので、何とか間に合いそうだった。

「有難うございます」

キョーコは車内でぺこりと頭を下げ、乗り出すようにしていた身体を少し引き、握りしめていた依頼書に視線を落とす。依頼書といっても名前と時間と場所しか記されていないので、ホテルへ向かう車中でセバスチャンに色々訊いていた。
元々モデルをやっていたが、最近は女優業もしている事、日本では活動していない為それほどは知られていないだろうことなど教えてもらった。

(ジュリエナ…さん、…う~ん私芸能界の事疎いし、まして外国人となると余計に分らない…もっと早く分っていたら徹底調査したのにな…)

もやもや考えているうちに目的地に着く。

(考えてても仕方がない!失礼のないように誠心誠意お世話させて頂こう!)

両頬にピシャピシャと自分の手で気合いを入れ、目指す部屋へと急いだ。





呼び鈴を押し名前を名乗り、深呼吸を…する間もなくドアは大きく開かれ、いい香りがする身体に包みこまれた。


「!?」
“いらっしゃい!キョーコ!!会いたかったわ!!”

ドアが開いた瞬間、相手の顔を見れずいきなり抱きつかれたキョーコがあわあわしていると

“あら、びっくりさせちゃったかしら?ごめんなさいね?”

漸く身体が離れ、びっくり顔のまま相手の顔を見て、更に固まったキョーコ。

(なんて綺麗な人なの!?まるでおとぎ話に出てくる女王様みたい!!)

“キョーコ?”

名前を呼ばれて我に返り、ピシッと姿勢を正し

“失礼しました!!はじめまして!ジュリエナさん、私最上キョーコと申しま…”
“ちょっと待って!堅い挨拶はいらないわ、それに私の事はママって呼んでくれないの?”
“え!?”
“だって、夫の事はお父さんって呼ぶって聞いたわ?”

キョーコは突然言われた事が理解できず、すぐに言葉を返せないでいると

“あら、もしかして聞いてない?私はジュリエナ・ヒズリ、…クーの妻よ?”

にぃっと悪戯っぽく笑う表情はどこかで見た事があるような気がしたものの、それよりも今聞いた言葉が頭の中に届いて整理されると

「えええええええ~!!!」

フロア中に響き渡る絶叫とともにその場にへたり込んでしまったキョーコだった。



続く



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