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ACT.205の続き妄想??

何年も前に書いて、放置していた続き妄想だったりします。途中でぶった切り状態の話ですが…
「コー‥…」

彼女の口からこの音が紡がれた瞬間、身勝手な感情が溢れかえった。

─どうして…カインの時は一目で見破れたクセに
─いや…今正体がばれてはまずいクセに

彼女への理不尽な憤りと呆れかえるほどの身勝手な気持ちを抑えきれず、そのまま視線でもってぶつけてしまった。
自分の態度に後ろめたさを感じて、ふり返れば落ち込む彼女の姿。

傷つけたくない、大事にしたい。でもこれ以上の接触は危険だ。秘密を守り通すならすぐにこの場を立ち去るべきだ。頭では分かっているのに出来なかった。
いつもと違う日常が、この空間がそれを強く思わせたのだろうか…

─自分のことを知って欲しい、そして彼女の心をを手に入れたい、と…


子供の頃ほんの数日一緒に遊んだ、妖精のコーンとしてこの子に接した。
向かい合わせにしゃがみこみ、声を出す事は出来ないから砂に字を書いて筆談する。
子供の頃と変わらぬ笑顔で話す君。
昔話に花が咲き、近況も話す。
文字を書いては消してをくり返しているうちに当然その疑問は投げかけられた。

「コーンは今人の姿をしているから話せないの?」

“魔法が…”

砂地にそう書きかけ曖昧に笑む。そして空いた手で彼女の頬を包み込み指で唇をなぞった。…以前と同じ仕草で……彼女は思いがけない接触に目を見開いて固まっている。そして段々その顏色が困惑の表情へと変わって行く。敦賀蓮として接した同じ動作に気が付くかもしれない。

「コーン…だよね?」

その問いにも曖昧に頷く。

「でも!」と、伸ばされた両手は躊躇いがちに俺の頬から肩へと辿る。
「…今まで気が付かなかったけど、顔も体のパーツも全部……」

その先の言葉は飲み込まれてしまったようだ。頭を2,3回振り視線を落とす。


この子とは楽しい演技をしたい。ヒール兄弟設定も全うしたい。今ここで正体を明かしたらこの子は…離れて行ってしまうのだろうか…少しの葛藤の後、腕を掴んでいた手を自分の手で握りこみ、口を開いた。


「最上さん」

腹は括った。……この子も逃がさない…








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