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Author:パピちゃちゃ

関東在住で中1の母 スキビ好き。

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青空と花束
スキビ二次と日常を綴ったブログです。当然原作関係者様とは無関係ですし、完全自己満足世界なので、ネタバレNGな方や二次を嫌悪される方はご遠慮ください。
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ACT.204続き妄想─謝罪の意味─
ご訪問ありがとうございます。そして前回やそれより前の話にも沢山の拍手やコメントいただきましてありがとうございました。
滑り込みセーフかな、と続き妄想もUPしましたので、よろしかったらどうぞ・・。ネタバレ駄目な方は進まないで下さいね。
ちなみに特にハッピーな感じにはなっていませんです。前回の話とのつながりは薄い?かもですがついでにもう一踊りしちゃいます。



「ご…ごめんなさい!ごめんなさい!!ごめんなさい~!!!」

砂に足を取られながらも必死になってその場から逃げ出した。

最初は本当に人魚かと思った。陽に照らされキラキラ光った海面から出てきた煌く水を纏った人。

でもその人が自分がよく知る人物だと認識した時、その日本人離れした顔立ちや体格に「ああ、やっぱり」と疑っていたわけではないけれど、納得してしまう自分がいて、そして触れてはいけないところに踏み込んでしまった動揺で本能のままに逃げ出してしまった…。



「ああ~どうしよう……」

時刻は…もう夕暮れ時。闇雲に走りまわったせいで少し迷ったけれど、やっと宿泊するホテルの付近まで戻ってきた。逃げ出したからと言ってもどこに行くあてもない。元々「少しだけビーチに降りてみよう」というつもりだったから財布や携帯電話などは部屋に置いてきてしまった。

「お腹すいたなぁ…」

周りを見渡せば、楽しげに夜のスケジュールを語り合うカップルや家族連れ、夕食の話に花が咲く若いグループが各々目的地に向かって歩いていく。そしてやはり日本人が多い。だから「変装している」のは当然といえば当然だった。自分だってフロントでその名前を告げることさえ躊躇われたのだから。

「私だって役者の端くれなんだから…」

どうしてあの時踏みとどまらなかったのか、今時芸能人でなくても髪色や瞳をがらりと変える人は沢山いる。それなのに逃げ出してしまったのだから、秘密を暴いたと言っている様なものだ。「その変装なら誰にも気付かれませんね」の一言くらい言えていれば今頃は……。

思えば、最後に会ったのは試験中のあのひと時だけ。偶然にも折角出会うことが出来たのに…。
行きかう幸せオーラ全開のカップルが目にとまり自分が想う人に変換される。妄想があふれ出しそうになった時、
キュルキュルと車がスリップしたような音が鳴り響いた。

「!!」
「え!?何の音?」
「車?」

ざわざわと訝しげに辺りを見回す人達に合わせ、平静を保ちキョロキョロしながら足早にその場を離れる。

「っもう!何でこんな時にっっ」

時々大音響で主張するお腹の虫。人波から離れた所でまた鳴り出した。

「ひゃあ!また!」

お腹を押さえ屈みこもうとしたら…。

「…最上さん!!」

背後から飛んできた声と同時に、力強い腕でぎゅうぎゅうに抱きこまれていた。
え!?つ、敦賀さん!?今の音聞かれた!?

「良かった…」
「…あ…の」

頭の向きも変えられないほど密着していたけど、視界に入る髪色は先刻見た金色のままで…。

「…ホテルで聞いてもまだ戻ってないって言うし心配したよ、迷ってるんじゃないかと…知らない土地で不安だっただろう?」

もしかして、ずっと探していてくれたのだろうか。
不謹慎でもそれが嬉しくて顔が緩む。でも同時にこの人は優しい人だから自分じゃなくても同じ事をするのだろう事を思うと気持ちがささくれ立っていく。
覚悟したとはいえ、この人を想い続けるということはそういうことなのだ。

敦賀さんに訪れるかもしれない幸せな未来を祝福できない…したくない。

「…ごめん…なさい」
「ん?」
「ごめんなさい!ごめんなさい!」

愚か者でごめんなさい、人でなしでごめんなさい。

「最上さん?どうした?何をそんなに謝る?落ち着いて…」

ただただ謝罪の言葉しか出てこない私の背中を労わるように包み込んでくれる。

「心配したけど、俺は怒ってないから…落ち着いて?」

汚れた自分を敦賀さんから引き離したくて隙間を空けようとしてもそれも叶わず…。

「……もしかして最上さんが謝っているのは俺のこの姿の事?」
「!?ち、違…」
「…謝るとしたら俺のほうだよ…これはね…「敦賀さん!!」」

駄目…いくら知ってしまったとはいえ私なんかが聞いていい話じゃない…
今の私に出来る事、それは…

「…敦賀さん」

目を閉じて一呼吸。そして顔を上げる。

「ん?」
「そのスタイル、よくお似合いです…その変装ならきっと誰にも気付かれないですよ?」
「……最上さん…」

敦賀さんは困ったような複雑そうな表情。そして

「…ごめんね…ごめん……」

ポツリと言葉を落としてまた抱きしめられた。

「…クス…敦賀さんこそどうして謝るんですか?」
「…うん」
「敦賀さん?」
「…うん」

この後ミューズからの着信で、敦賀さんの携帯電話が鳴り出すまで囲われた腕が解かれる事はなかった…。




終わり












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コメント
きゃっw
うふふ。2日程前魔人めは、あの砂浜でキョコさんがにげたらどーなるのでしょぉおと、人前で呟いてみたのですが、コミック派さん相手だったのでバッサリ袈裟がけに切られて終わりでした。偶然にも願いを叶えていただけ(?)大変嬉しいです。斜めに走った傷跡もなんのその、浮かれて踊りまくりでーーす!

ラッセラー! (/^o^)/ (/^o^)/

ヘ(^o^ヘ) ヘ(^o^ヘ) ラッセラー!

ラッセ ラッセ ラッセラー!!

ヘ(^o^ヘ) (/^o^)/
[2013/10/15 14:24] URL | 魔人sei #JalddpaA [ 編集 ]

Re: きゃっw
コメントありがとうございます。

おお!!ではちょっとタイムリーな感じでしたか。

でもラブラブ~なとこまで持っていけなかったので、
その辺はあれやこれや??脳内妄想ということで(^_-)-☆
[2013/10/15 18:55] URL | パピちゃちゃ #- [ 編集 ]


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