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ACT.193ほんのりと続き妄想

久しぶりの更新ですが、その間もご訪問、拍手いただきまして有難うございます。
本日は続き妄想な雰囲気?のものをUP致します。
盛り上がりも特になく短いです。キョコ視点です。
何でもいいよーという方、よろしかったらどうぞ…。

携帯を取り上げた敦賀さんの瞳はカインのものではなかった。

仄暗い闇が漂って怒りを含んだそれを何度か見てるから分かる。
きっとそれは敦賀さんの中に棲むもう一人の自分……。

こんな緊迫した雰囲気の中で私は、セツはどうリアクションすればいいんだろう…。
敦賀さんは手にした携帯の電源を落とし放り投げた。壁にぶつかりゴミ箱へ落ちたときのその派手な音に肩がすくむ。

怖い…ピリピリした空気が伝わってくる。

怯えた感情を隠すように視線をずらすと震える敦賀さんの手。
顔を上げるとさっきよりも絶望感を漂わせたその瞳には何も映っていないかのよう。
まるでいつかのカーアクションのアクシデントの時みたいで…

それは、セツなのか自分自身なのかよく分からない。
気が付いたら敦賀さんの手を両手で包み込んでいた。
その手はやっぱり冷たくて、ギュッと握るとピクリと反応した。

ゆっくりと私を見る敦賀さん。
その瞳には、ちゃんと私が映ってる。
それがとても嬉しくて思わずしてしまった。

それはセツなのか自分自身なのか…

重ねた手をぐいっと引っ張り、私は目いっぱい背伸びをして
敦賀さんの頬に触れた。



「ありがとう」

数秒の間の後に日本語で紡がれた言葉。
瞬間顔が熱くなった。ほんの一瞬なのに唇に残る柔らかい感触。
咄嗟に離れようとしたら腕の中に閉じ込められた。
もう、恥ずかしくて顔を上げられない。

「…最上さん」
「は…」

強張って声もちゃんと出ない。

「最上さん」
「ふ…」

敦賀さんは耳元に触れそうな位置で囁く。
きっと耳まで真っ赤だ。色んな感情が混ざり合ってごちゃごちゃで逃げ出したい。
でもそうしたくない自分もいる。

「最上さん…」

3度目の呼びかけ。
返事の代わりに敦賀さんの背に腕をまわしてシャツをぎゅっと掴んだ。
敦賀さんは一瞬身じろぎした後強く強く抱きしめてくれた。





終わり
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