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kiss(前編)

1ヶ月近く滞ってしまいましたが、もしこれを読んで下さっているということはお立寄りいただいてありがとうございます。なので2話同時でUPしようと思います。ヒール兄弟の合間の出来事のような?最初はキョコ視点です。

「お前は俺の事だけ考えてればいいんだよ!!」

そう言っていつかのバレンタインデーの時のように胸倉を捕まれてそのままドアに押し付けられた。
咄嗟に両手で押し返そうとしたけどびくともせず、逆にその手は私の頭の上で拘束されてしまった。
かつて幼馴染として共に過ごした尚の片腕によって・・。

幼馴染で恋した相手だったけど今では憎む相手で、どちらにしても私がよく知ってる人間のはずなのに、今目の前にいるのは別人の様だった。怒りの表情とも違う、でも強い眼差し。

自由を奪われた身体で目いっぱい顔を背けて抵抗したら首筋に柔らかな感触とチクリとした痛み。驚いて顔を戻すと、そのまま唇を奪われた・・

イヤダ・・コワイ・・・イヤ!!

その時、ドアの外で祥子さんの声がした。

「あら?これ尚のピアス・・尚?ここにいるの?そろそろ楽屋に・・」

ピアス・・さっき無理やりこの部屋に引っ張りこまれた時に落としたのかもしれない。
祥子さんが声をかけながらドアを開けるのと、その声に反応して拘束が緩むのと私が押しのけるのとがほぼ同時だった。

「キャッ・・」

急に飛び出してきた私に驚いてよろけた祥子さんが視界に入ったけど、立ち止まる余裕はなく逃げるようにその場を離れた。

早足でテレビ局を離れたけど、でも後ろを振り返る事が出来なかった。追いかけられてる気がして。

怖い・・全然知らない人みたいだった。知らない・・男の人・・・
嫌だ、気持ち悪い・・触れられたところ。

どこか・・・どこへ行けば?
こんな状態でだるまやには帰れない・・ラブミー部は、誰が来るか分からない・・後は・・・
頭の中は大混乱だったけど、急いで着替えてそこに向かった。


外側にセツを貼り付け何とかヒール兄弟が滞在するホテルに着く。
もう少し・・あと少し、ドアの前まできたら涙が滲んだ。
中に入りドアを閉めるとそのまま力が抜けて抑えていた涙が溢れてきた。
首筋はぞくぞくするし、唇にはその感触が残っているようで手の甲でゴシゴシ拭う。

「・・ふっ・・・えっ・・」

『・・二度目はないよ?』

あの時の敦賀さんの言葉がよぎる。
こんな事敦賀さんに知られたら、もう後輩としても接してもらえないのかな・・・
その時、いるはずのない人に声をかけられた。

「最上さん!?」

もう何も考えられなかった。



続く




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