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呪縛を解くのは・・・(1)

ダークムーン打ち上げからしばらく経った頃の話です。今回はクーとジュリの会話メインです。キョーコさん自覚に持っていきたいな~と思いまして・・・。
一般庶民には逆に広すぎて落ち着かないであろう生活感のないリビング。そこにある大画面のテレビに何回も繰り返し映し出される映像。愛する夫が入れてくれた紅茶も冷めたまま半分以上残っている。さすがに何時間も観ているので心配になり、愛する妻の横に座り声をかける。

“…ジュリエナ……もう何回も観てるけど何か気になる事でもあった?”

何回も観ているものとは、先日ボスが送ってくれたダークムーンのドラマ打ち上げパーティの様子などがまとめられたDVD。

“…ええ、そうね”

質問に答えたというより、話しかけられ生返事をしただけという感じで、尚も画面に見入っている。
クーも妻から画面へと視線を移すと、ちょうどキョーコがインタビューを受けている所が写っていた。

“まったくキョーコは見違えたな、見るたびに違う姿だ。さすが私の娘だ!!”

ジュリエナの肩がピクリと動き、夫の言葉にしっかりと意思を持って返した。

“あら、私の娘でもあるわよ”
“そうだな、すまない。でも本当に見た目というより所作が君に似ている気がするよ”
“そうね・・・”

またしばらく画面に見入っていたジュリエナだったが

“…ねえ、あなた、私来月海外ロケがあるでしょう?”

ふいに違う話題を出されて面食らったクーだったが

“そうだったね。一週間ロケで、そのあと何日か休暇取れたから友達に会うとか言ってたっけ?”
“ええ、その休暇なんだけど…私日本に行く事にしたわ”

行こうかしら?ではなく行く事にしたわと言う時点で彼女の中では決定事項でクーにも覆すことは出来ない。

“…ちょっと待って!ジュリ、それは…”
“あら、心配しないで、彼に会いに行くわけじゃないわ”

ジュリエナの視線の先には黒髪の敦賀蓮、二人の傍にいた時は金髪のクオン・ヒズリが映っていた。

“それじゃあ、なぜ・・?”

クーも画面をちらっと見やりジュリエナの横顔に問いかける。

“もちろん、私の娘に会いに行くのよ”

嫣然と微笑みながらクーを見つめ

“詳しい日程をボスに連絡してちょうだいね・・あなた・・”

クーは短くため息をつき、髪をかきあげる仕草をして

“OK奥さん、気を付けて行っておいで”

それだけ言うのが精いっぱいだった。




後日、反対されるのを覚悟してLME社長宝田に話したクーだったが、以外にもあっさりOKの返事をもらった。

「あのDVD観たらきっと彼女が動くと思ったからな。まあ、準備しておくからこっちの事は任せておけ」

何か含みがある事が気になったが、ボスの了解が得られたと安堵するクーだった。




続く


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