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ティータイム

これはオチなし短めです。何回も書き直しましたがどうもなにかしっくりこない感じなんですよね・・。
心の広い方のみどうぞ・・・


コンコン、とラブミー部室に響くノックの音。
キョーコは時計に目をやり、時間通りと心の中でつぶやき返事をする。
やってきたのはキョーコが目標とし尊敬する先輩俳優の敦賀蓮だ。

「やあ・・いい香りだね」
「お疲れ様です敦賀さん、もうすぐですので椅子へかけてお待ちください」
「ありがとう」

蓮はふわりと笑み手近にある椅子に腰掛けて台本を広げた。
部室全体にはコーヒーの香りが漂っている。
キョーコは昨日自身で作った甘さ控えめのクッキーを皿に並べ、コポコポと音を立てるコーヒーメーカーへと視線を移した。
それは最近キョーコが商店街の福引で当てたコーヒーメーカーで、持ち帰っても下宿先ではあまり使いそうにないのでラブミー部で使っている物だ。
そしてそれで淹れたコーヒーを蓮に出した所とても好評だったので、以来蓮が事務所に寄るときは前もって連絡を取り合いこうしてラブミー部でコーヒーをふるまっているのだ。
そして凝りだすととことん拘るキョーコは粉も蓮の好みに合わせて調合して淹れている。

「・・敦賀さん、コーヒー入りましたよ」

にっこりと微笑み蓮の前に置き、キョーコも向かいの席についた。

「いつもありがとう、最上さん」

蕩けるような笑顔でカップに手を伸ばす蓮。

「うん、いい香りだ・・このクッキーは最上さんが?」
「はい、敦賀さんのお口に合えばいいのですが・・」
「頂くよ・・・・ん、甘さ控えめで美味しいね」
「良かった、沢山召し上がって下さいね」

会話はそれほど弾んでいないのだが2人とも居心地の悪さはなく、ゆったりとティータイムを楽しんでいるという感じである。
部室内だけ時間の流れ方が違うような雰囲気が漂っている。
そんな空気を壊さぬようにほんのわずか開いていたドアが音もなく閉じられた。

「・・社さん、あの2人一体どうなってるんですか?」

ドアから足音を立てないように離れ小声で問い質す奏江。

「やー・・どうって俺にも・・・」

社も奏江同様足音を忍ばせ早足でその場を離れ小声で話す。

「なんていうか・・アレ、自宅のリビングで寛ぐカップルというか夫婦って感じなんだけど、この期に及んで何で付き合ってないんだろうね・・・」
「やっぱり、ヘタレと激鈍だからですかね?」
「こ、琴南さん、そんな身も蓋もない・・・」
「だって、周りの人間にはダダ漏れなのに本人たちは解ってないなんて、もー!イライラするわ!!」
「ほ、本当にね・・ま、あと10分位君の親友を貸してね?」

社の軽口に奏江は

「紅茶!がいいです、砂糖ミルクなしでお願いします」

そっぽを向いたその横顔は少し照れくさそうに頬を染め、社はクスクス笑いながら自販機へ向かっていった。



終わり






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