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心の変化

キョーコちゃん視点です。この話も何回も書き直してます。書きかけで進まなくて放置してたので最初思ってたのと違う話になっちゃったような・・・。どっちにしろ駄文ですが、さくさく進むときと全然ダメなときがありますね。最近どうも進まないです(^_^;)


私は先日、世間一般でいうところの「恋人」という関係になった。あの尊敬して崇拝して止まない敦賀さんと。
今でもちょっと信じられないときがある。本当に現実に起こっている出来事なのかと・・
敦賀さんは変わらず忙しい身だから、付き合う事になってもほとんど逢えていない。
私の方も以前より仕事が増えて、学校との両立で慌しい日々。
でもそれは現実だと如実に証明している、今手の中にある携帯電話。
着信履歴には敦賀さんの名前が連なる。
前はその存在すら忘れそうになってバッグに入れっ放しだったけど、最近は手にしている事が多い。
移動中や休憩時間には必ずチェックしている。

「着信は・・ないよね・・」

ぽちぽちと携帯を操作しながら事務所の廊下を進んでいく。
敦賀さんと電話で話すのは大抵夜で日付が変わる頃。お互いその日の出来事や他愛ない話をしていて、時々昼間留守電にメッセージが入っているときは、帰りが深夜になるとかスケジュールの変更があったときとかの連絡事項が多い。
分刻みで多忙な敦賀さんに電話して貰って恐れ多い気持ちもあるけどでも、声が聞けるだけで嬉しくてドキドキして心が満たされる。
でも恐れ多いなんて思いつつも着信がないと不安になる。携帯電話一つに一喜一憂している自分。

いつの間にこんな風になってしまったんだろう。これじゃあ以前の自分に逆戻りしてしまうんじゃないだろうか・・
どんどんマイナス思考に嵌り、携帯を握り締めたまま歩む速度が落ちてきたとき、不意に横から力強い腕に引っ張られた。

「!?なっ・・」

いきなり引っ張られて態勢を崩した重心は大きな身体にすっぽりと包まれてそのままそばにある部屋へと連れ込まれる。
びっくりしたのはほんの一瞬で、今自分が誰の腕の中にいるのかはすぐ解った。この香りは・・今一番逢いたくて声が聞きたくて心を揺さぶる人。嬉しさとさっきまでのマイナス思考がぐるぐるして胸がいっぱいで言葉を発するのと同時に涙がこみ上げてきた。

「・・るが・さ・・」

私の第一声が涙声だった事に驚いた敦賀さんは慌てて腕の拘束を緩めて心配そうに顔を覗き込んだ。

「ごめんっ最上さん、驚かそうと思って・・急に引っ張ったからどこか痛めた?」
「ちがっ・・ます、あ・・の敦賀さ・・ん」
「うん?」

敦賀さんは優しく頭を撫でてくれる。その手の優しさが嬉しくてもっとずっとと願ってしまう。

「うれし・・です、ずっと逢いたくって・・」
「・・・俺も逢いたかったよ?最上さん・・」
「でも、それでいっぱいになってしまって・・・」
「・・ごめんね、なかなか逢えなくて俺が不安にさせてしまってたね」
「ち、違います!そうじゃなく・・て」

思っていることが上手く伝えられなくて、止まりかけた涙がまた頬を伝う。
敦賀さんは大きな手で両頬を包み込むようにしてそれを拭ってくれる。

「な・・んていうか、敦賀さんに依存してしまってるようで・・怖くて・・・もしまた・・」

失ってしまったらとは声に出して言えなかったけど、敦賀さんには伝わってしまったようで・・

「俺としてはそうなって貰いたいくらいだよ?最上さんの思考を全部俺でいっぱいにして、俺以外のことを考えられなくなるように・・でも君はそうなってはくれないだろう?芸能界に入ってから大切なものや大切に思う人が沢山出来たから・・それを大事にしてる君は絶対に失う事はないよ?俺も一生手離す気ないし・・」
「え!?」

い、今なんかサラリとすごいこと仰いました!?
瞬時に熱くなった顔に敦賀さんが更に近づいてきた。

「あ、あのあのっ」
「ん?」

敦賀さんの指がそれ以上の言葉を遮る様に唇をなぞる。
そして前々から苦手だった雰囲気を醸しだして・・

敦賀さんの唇が私のそれに触れた。
最初、触れるだけだったそれは段々深くなっていって、社さんから敦賀さんの携帯に連絡が入るまで続いていた。
酸欠になりそうなのと恥ずかしいのとで涙目で見上げたら

「クス・・いい所だったのにね?」
「も、もう!私は初心者なんですからね!」
「うん、この続きも手取り足取り教えてあげるよ?」
「破廉恥です!!!」

真っ赤になって頬を膨らます私の頭をポンポンと叩いて宥める敦賀さん。

「いつもの最上さんらしくなったね?」

いつの間にかマイナス思考はどこかに吹き飛んでいた。




終わり






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