スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

呪縛を解くのは・・・(17)

今回短いです。ちょっと日にちが経っていてジュリさんは暫く前に帰国してます。違和感あったらごめんなさいです(>_<)



「…よっと」

大きな花束を抱え、よろめきつつタクシーに乗りこむ。先に乗っていた兄さんが行き先を告げていたのでアタシが座席に着くと同時に滑るように走り出した。
これはさっき兄さんの出番が終わったのでスタッフから頂いた花束。
何ヶ月も続いたヒール兄弟が今日で終わる。
最上キョーコに戻るんだ。アタシは目を閉じ深く息を吐いてセツ霊を抜いて私に戻った。

とうとうきたんだ。この時が・・。
それを言うのはヒール兄弟が終わったとき、と決めていた。
モー子さんと約束した。きちんと話すって。それからジュリエナさんとも・・・あのあとジュリエナさんと話した。


“…キョーコ、昨日までと違ってすっきりした顔してるわね?”
“はい、何だかもやがかかっていたのが晴れた感じがします”
“クス、やっぱり悪い魔法にかかってたのね。王子様が解いてくれたのかしら?”

ジュリエナは悪戯っぽい笑みを浮かべる。キョーコは頬を染めて

“…えっと夢を見たんです。それで…”
“目覚めさせてくれたのね?”

キョーコは小さく頷いたが

“叶わないかもしれませんが…”
“でもちゃんと伝えないと駄目よ?”
“さっき親友にも言われました”
“あら、いいお友達ね?レンと上手くいったら私にも報告してね?”
“!!!なっ何でそれを!!”

ジュリエナはクスクス笑って

“あら、ダークムーンの打ち上げパーティーの映像何度も観たし、昨日のキョーコを見てたら分かるわよ?本当にあなたを娘だと思ってるんだもの。それぐらい気が付けなくちゃ親とは言えないわ”


暫く前にジュリエナと話したことを思い浮かべているうちに車が停止した振動を感じて精算してタクシーを降りると・・・なんとなく見たことのある場所。てっきりいつも宿泊しているホテルに着いたものと思い訝しげに隣に立つその人を見上げると

「…こっち」

カインとも敦賀さんとも区別がつかないような彼に手を引かれ、人気のない地下駐車場を進む。
そして、ドアの前で操作しているのを見てやっと思い出した。

そうだ、いつか地下のスーパーで買い物したときこの道を通ったんだっけ・・あれ?ってことはここ敦賀さんのマンションよね?あ、この姿だから直にマンションの前で降りなかったんだ、ってそうじゃなくて、なぜに敦賀さんちなの??

よく分からず手を引かれ気が付くと敦賀さんの部屋の中まで来ていた。
セツにもなれず、戸惑っていると敦賀さんが声を掛けた。

「急にごめんね?でもヒール兄弟が終わったら、どうしても君に伝えたい事があったんだ・・」

ホテルでもほとんど素に戻る事のなかった敦賀さんと私・・。
久しぶりに敦賀さんに逢えた気がして嬉しくて嬉しくて、知らぬ間に涙が後から後から溢れてきていた・・・。




続く
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

sidetitleプロフィールsidetitle

パピちゃちゃ

Author:パピちゃちゃ

sidetitle最新記事sidetitle
sidetitle最新コメントsidetitle
sidetitle最新トラックバックsidetitle
sidetitle月別アーカイブsidetitle
sidetitleカテゴリsidetitle
sidetitleFC2カウンターsidetitle
sidetitle検索フォームsidetitle
sidetitleRSSリンクの表示sidetitle
sidetitleリンクsidetitle
【当ブログへのリンクについて】 二次ルールを守っておられる「ス・◯・ビ」二次作家サイト様に限り、リンクフリーです。相互リンクさせていただきたいので、お手数ですがリンクを貼られる前にご一報ください。尚、原作者様の作品画像やアニメ画像を無断掲載をされているサイト、ただ読み&無料視聴など違法な方法を紹介するサイトからのリンクはお断りいたします。 (リンクはトップページにお願いいたします)
sidetitleブロとも申請フォームsidetitle

この人とブロともになる

sidetitleQRコードsidetitle
QR
sidetitleメールフォームsidetitle
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。