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呪縛を解くのは・・・(15)

キョーコちゃん目が覚めました、という場面です。全然話は進んでないです。


『・・・もう逃がさないよ』
「え!!!」

キョーコは大声と共に勢いよく飛び起きた。と、同時に襲ってきた頭への鈍い痛み。

「ゆ・・め?・・あ…痛」

目を細めて両手で頭を抱え込む。俯きその場で丸くなっていたがいつも自分が寝ている布団でない事に気が付き我に返った。

(あれ?ここは……)

顔をしかめたまま辺りを見回すと見慣れぬベッドに豪華な広々とした部屋。大きな窓にかかったカーテンの隙間からはもう日が昇ってからかなりの時間が経っているだろう雰囲気が窺える。

(…そうだ、ジュリエナさんのホテルに泊まったんだっけ…)

まだガンガンする頭を抑えながらそろりとベッドから降りようとして、サイドテーブルに水の入った洗面器がその存在感から目に付いて、その近くにメモがあることに気が付き手に取った。

<お早うキョーコ、よく眠っているようだから起こさずに行くわね。また今夜夕食一緒にしましょう。それから目元をよくケアする事、一応頭痛薬も出しておくわ。 ジュリエナ>

(目元・・?・・薬?)

よく見ると今までキョーコの頭があったであろう付近に濡れタオルが転がっている。

(昨夜私、熱でもだしたのかな・・・?というかいつの間に寝ちゃったの??)

まだ頭痛のする頭を抑えつつシャワーでも浴びてこようとキョーコは重い足取りで浴室へ向かった。


シャワーで身体を流しているうちに段々と頭がはっきりしてきて昨夜の事を思い出してきていた。

(そうだ…ジュリエナさんに色々話しててボロボロ泣いちゃったんだ…だから目元ケアなのかな?)

湯気で曇った鏡にシャワーをかけると目元が少し腫れている自身の顔が映し出された。

(ああ、まだ腫れてる・・でも今日は午後事務所に顔を出すだけだから撮影とかなくてよかったかも・・・あれ?濡れタオルジュリエナさんよね??でも私自分でベッドに行ったのかしら?全然記憶にないんだけど・・)

昨夜の事を思い出そうと考えながらもシャワーを済ませて、身体を拭いていると鏡に映る自分の姿が目に付いた。

「あれー?いつのまに・・何かにかぶれたのかなあ?」

首筋の赤くなっている箇所を、鏡を覗き込むようにして見ながら手で触れてみる。特に痒みはないんだけどと首をかしげるとふいに昨夜見た夢が鮮明に浮かんできた。

「え!?」

首筋を手で押さえてしゃがみこみ全身が熱を持ったように赤くなる。

(あれ・・夢よね!?・・だ、だってあの人がこんな所にいるはずないし・・)

でも・・とキョーコはおずおずと唇に指を触れてみる。瞬間、夢の中で何度も重ねられた感触が蘇る。恥ずかしくてぎゅっと自身を抱きしめたら以前抱きしめられた事を思い出し胸の奥が疼いた。

「も、や・・だ」

(何で・・私、こんな破廉恥な・・敦賀さんに会わせる顔ないよー!!)

火照った身体を頭を冷やす為、またシャワーを浴びに舞い戻るキョーコだった。




続く





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